いやしい人 いやしくない人
私は間違いなく卑しい
食事に対して、である
大学の授業が終わってバイト先の居酒屋に何も食わず直行して働く
20時ごろにみんなでこのポテトフライを分けようとなったとき、私は今やってる仕事の手を止めて食べに行こうとする
そんなすぐ食べに来るなと偉そうに罵る年下のバイトども
貴様たちは飯食べてきたから余裕ぶっこいてるの?
それとも単にええカッコしてるだけなの?
見てないときに要領かまして盗み食いしてるだけである
結局みな卑しいのだ
卑しいのに卑しくないふりをしているのである
そういうごまかしやずるさが嫌いだ
なんだろうか、店長には店のために頑張りますアピールからの、連休で店が忙しいと予想できる日は入らないようにするとかもう考えが浅はかなのである
話は脱線したが、人間はみな飯に卑しいやつばかりだと思っていた。
しかし、案外そうでないのである。
つまり卑しくない人間もいることが判明した
私なんかは卑しいから、例えば数人でラーメン屋など行ったときでも、みんなが飯揃うまで待とうっていうやつとは行きたくない
アツアツのラーメン来てるのに何考えているんだ
私のラーメンよりも先にラーメンが来たらいちいち先食べるよっていわずに食い始めてくれと思う
卑しくない人間はどうだろう
ラーメン届いても煙草に火をつけて しかもそのたばこも話に夢中で吸いもしないのに副流煙のまきちらしで灰がぽろぽろ
気づけばラーメンのびのびである
考えられない
考えるに、卑しくない人間は、裕福なのか?
育ちがいいのか?
おそらく各人に一品おかずがあたる家庭というのが容易に想像できる
一つのおかずをみんなでつつきながら食べるというカルチャーを知らないのかもしれない
外食しても、おかずなくなったらまた同じもの注文すればいいじゃないの精神なのである
おそらくいつでも小腹がすけばチョコレートやお菓子が周りにある環境なのである
食に対しての執着というのがないのか
そんな人間はサバンナにほっぽりだされたときにライオンにすぐに食われてほしい
みんな平等にライオンに狙われるべきだ~とか言いながら一番に食べられてくれ
結論
卑しくない人間に私はなりたい