最低賃金がUP 都市部と地方部で200円以上の格差 会社は従業員に最低賃金を下回って払うとどうなるの?
10月からの消費税増税に注目されがちやが、最低賃金も同月から上がる
東京・神奈川では1000円超である
青森・秋田では790円なのでだいたい200円以上の差である
200円違えば、一日8時間労働で20日働けば、3万以上も変わってくる
なので、地方部の若者は都市部へと流出するのではないかと懸念されている
そもそも最低賃金とは
最低賃金は二種類に大別され、我々がよく目にする都道府県ごとに定められる地域別最低賃金と、特定の産業について定められる特定(産業別)最低賃金がある
地域別最低賃金は全国各都道府県ごとに決定されるが、働き手が健康で文化的な最低限度の生活を営めるよう考慮されている
つまり、何が何でも下回ってはいけない、これが地域別最低賃金である
最低同士を比べあって最高を決めるのである
最低賃金を下回ると・・
もし最低賃金を下回るとどうなるのだろうか
地域別最低賃金、東京でいえば1000円を下回ると、その払わなかった使用者(会社や社長など)には最低賃金法に定める罰金刑が待っており、50万以下の罰金を払わなければならない
特定最低賃金に違反しても罰則はない
特定最低賃金は違反しても罰則はない
もちろん最低賃金法における罰則がないだけであって、労働基準法における罰則(30万円以下の罰金)が待っている
簡単に例示すると、
先ほどにもいったとおり、特定は地域別より高くないといけないので、
特定最低賃金:1000円
地域別最低賃金:900円
として、
ある特定の産業において、
950円しか払われなかった場合は、労働基準法の罰則をうけ、
850円しか払われなかった場合は、地域別を下回っているので最低賃金法の罰則50万円以下の罰金が待っているということである
日本ではほとんどが中小企業や零細企業だといわれているが、今回の消費税増税でダメージが多いのにさらに最低賃金の引き上げで、ひいひい言う会社は間違いなく増えるであろう
このまんまで経済回るのかな?