焼酎によくある20度と25度の違いについて
秋の夜長
最近は涼しさを通り越して少し肌寒く感じてきた
そんな時は焼酎湯割りにふにゃふにゃの自家製シナチクでちびちび
焼酎はすばらしいね
色々な種類があるし、同じ麦やイモにしても味が違う
値段も安価なものが多く気兼ねなく飲める
ただ、たまにアルコール25度の焼酎と間違って20度を購入してしまうことがある
5度ぐらい良いかとおもうと、これが案外ちがうんですね
20度のほうはやさしい滑らかな味で、水割りにするとちょっと薄い感じがする
↓
多めに注ぐ
↓
すぐなくなる
これは間違わせて買わせる焼酎メーカーの陰謀だ!とか最初は思っていた。
しかし、ちゃんとした理由があり
しかもそれは戦前までさかのぼるらしい・・・
20度焼酎が普及した理由は、戦後の混乱期にまで遡る
20度焼酎が作られるようになった理由が、戦後の時期にあるとはどういうことなのでしょうか。
まず、お酒には酒税が課せられています。
酒税は、ざっくりというとアルコール度数によって課税金額が変わり、アルコール度数が高くなるほど課税金額が上がります。
つまり、アルコール度数が高いお酒になるほど、酒税分が価格に反映されて高くなるわけです。
酒税は国の貴重な財源になるので厳密に定められており、焼酎であれば、戦後しばらくは、アルコール度数25度以上のものしか製造を許可されていませんでした。
しかし、当時の貧しい庶民には、25度の価格の高い焼酎は買いにくいものでした。
そうした背景のなか、「密造焼酎」が出回ります。
密造焼酎・カストリ焼酎の普及
密造焼酎とは、カストリ焼酎などとも呼ばれ、国から酒造の許可を受けていない業者などによって作られた粗悪な焼酎です。
この密造焼酎は、素人が作るわけですから製造技術が低く、質が悪くアルコール度数も20度程度のものが多かったようです。
こうやって焼酎をちびちび飲みながら、調べものするのも楽しい
酒と楽しく付き合っていきたいね(^^)/